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新型コロナウイルスの軽症・無症状感染者向けの一時生活施設として運用している「福井フェニックスホテル」(福井県福井市大手2丁目)について、福井県が新たに、自宅待機している濃厚接触者についても入所できるよう検討していることが5月2日、分かった。家庭内での感染を防ぐためで、地元住民の理解を得て運用開始したい考え。
県は同ホテルを一時生活施設として借り上げて1棟80室を確保し、4月24日に感染者の受け入れを開始した。県によると、28日には最も多い4人が入居していたが、5月1日以降はゼロとなっている。
これまでPCR検査で陰性と判定され、自宅待機となった濃厚接触者からは「自分が発症し家族に感染させないか心配。一定期間、家庭を離れたい」といった声があった。健康観察中の濃厚接触者は2日現在、県内に18人おり、希望者に同ホテルで宿泊待機できるようにする方針。
検査時以外は外出禁止とし、家族や友人と面会はできない。陽性が確認された場合は速やかに病院に入院してもらう。感染者とは入居エリアを区分して接触しないようにする。
ソース(2020年5月3日 午後5時10分)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1080011