感染者の「ペット」を無償で預かるサービスとは
飼い主の「もし自分が入院したら」という不安
東洋経済 圓岡 志麻 : フリーライター
https://toyokeizai.net/articles/-/347897
抜粋です。詳しくは記事リンク先へ。
#StayAnicomで使用されるペットの預かり施設。ゾーンニングを行い、スタッフの動線も分離できる。
相談は全国各地から寄せられており、今後増やしていくべく、対応を急ぎたいという(写真:アニコムホールディングス)
アニコムの保険加入で支給されるペット用の保険証(写真:アニコムホールディングス)
加入したペットが年1回受診できる健康チェックでは、腸内フローラを調べて腸内年齢を測定(写真:アニコムホールディングス)
(略)
●「自分が感染したらペットはどうなる?」という声
(略)
「新型コロナが蔓延する中、当社グループで、動物やその家族のために何ができるか、を考え続けてきました。当社では、獣医師が100人以上、博士号を持つ研究員も数十人在籍しています。ペット産業分野では最大規模のファイナンスとサイエンスで、独自の視点からペットを救いたいという思いがある中で、弊社オウンドメディアでのコメントやSNSであふれる『私が感染したら……』に対して手を挙げました」
同社では保険事業を主軸に、動物病院の運営や、動物病院向け電子カルテの販売、動物医療分野での臨床・研究など、動物に関する事業を多角的に運営している。今回、預かり施設として利用するのも、そうした中で使用されている愛護施設の一部だ。
(略)
2000年4月に任意組合として発足した同社は、7月に株式会社化。2010年3月に株式上場し、その当時の92億1500万円から、現在の424億円(2020年3月・計画値)へと、毎年収益を伸ばしてきた。ペット保険としては11年連続で5割以上のシェアを占める。
●「窓口精算」や「LINE保険請求」の仕組みを導入
(略)
保険料は例えば犬であれば、犬種や年齢によって保険料は異なる。同社で加入者の多い「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の場合、7割負担で通院、入院それぞれ1日14000円、手術1回14万円まで保障といった条件で、日本で多いトイプードルなら3歳で月額3580円、7歳なら5650円だ。
これは他社に比較しても割高だという。確かに、他社の保険料を単純に見ると月額1000円台の保険も存在する。
負担率や年に何回までOKか、といった補償内容は各社それぞれ異なり、保険料もその内容に見合った金額になるわけだ。
(略)
「当社は『予防型の保険会社』をうたっています。保険はもちろん病気やケガのときに必要になるものです。でも、ペットにとっても飼い主さんにとっても、保険を使わないのが一番です。そのため健康チェックで腸内フローラ測定を行い、ペットの健康度合いを確認しています」(兵藤氏)
グループ内に研究所を設け、ペットの病気の大きな原因となっている遺伝病のリスクを低減する研究・取り組みも進めている。例えば遺伝子検査や、ブリーダーをサポートし、科学的な知見に基づくブリーディングを普及させることなどだ。
つまり同社の商品は単なる保険でなく、ペットの健康を守るための包括的なサービスということだ。
(略)
●ペットシッターや保護猫NPOの状況は?
(略)
都内で猫カフェ方式の保護猫シェルターを運営しているNPO、東京キャットガーディアンでは、来店して猫とふれあえる猫カフェ部分の営業はストップしているが、里親希望者への譲渡は続けているそうだ。
(略)
●保護猫カフェ事業者への支援も検討
(略)
「そうした事業者のサポートができないか、相談窓口も含めて、著名人とも相談しつつ検討しているところです。まずはCat shelter AIDとして、保護猫カフェにいるような気分になれるPCやスマホ用壁紙ダウンロード販売や、保護猫カフェから動画を送れるサービスの支援を始めます。募集は5月からスタートです」(山本氏)
(略)
一方で、ペットをめぐる人の支援のつながりもできつつある。#StayAnicomプロジェクトにも、「自分にも何か手伝えないか」という一般人や保護団体からの問い合わせが多数寄せられたそうだ。
(略)
飼い主の「もし自分が入院したら」という不安
東洋経済 圓岡 志麻 : フリーライター
https://toyokeizai.net/articles/-/347897
抜粋です。詳しくは記事リンク先へ。
#StayAnicomで使用されるペットの預かり施設。ゾーンニングを行い、スタッフの動線も分離できる。
相談は全国各地から寄せられており、今後増やしていくべく、対応を急ぎたいという(写真:アニコムホールディングス)
アニコムの保険加入で支給されるペット用の保険証(写真:アニコムホールディングス)
加入したペットが年1回受診できる健康チェックでは、腸内フローラを調べて腸内年齢を測定(写真:アニコムホールディングス)
(略)
●「自分が感染したらペットはどうなる?」という声
(略)
「新型コロナが蔓延する中、当社グループで、動物やその家族のために何ができるか、を考え続けてきました。当社では、獣医師が100人以上、博士号を持つ研究員も数十人在籍しています。ペット産業分野では最大規模のファイナンスとサイエンスで、独自の視点からペットを救いたいという思いがある中で、弊社オウンドメディアでのコメントやSNSであふれる『私が感染したら……』に対して手を挙げました」
同社では保険事業を主軸に、動物病院の運営や、動物病院向け電子カルテの販売、動物医療分野での臨床・研究など、動物に関する事業を多角的に運営している。今回、預かり施設として利用するのも、そうした中で使用されている愛護施設の一部だ。
(略)
2000年4月に任意組合として発足した同社は、7月に株式会社化。2010年3月に株式上場し、その当時の92億1500万円から、現在の424億円(2020年3月・計画値)へと、毎年収益を伸ばしてきた。ペット保険としては11年連続で5割以上のシェアを占める。
●「窓口精算」や「LINE保険請求」の仕組みを導入
(略)
保険料は例えば犬であれば、犬種や年齢によって保険料は異なる。同社で加入者の多い「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の場合、7割負担で通院、入院それぞれ1日14000円、手術1回14万円まで保障といった条件で、日本で多いトイプードルなら3歳で月額3580円、7歳なら5650円だ。
これは他社に比較しても割高だという。確かに、他社の保険料を単純に見ると月額1000円台の保険も存在する。
負担率や年に何回までOKか、といった補償内容は各社それぞれ異なり、保険料もその内容に見合った金額になるわけだ。
(略)
「当社は『予防型の保険会社』をうたっています。保険はもちろん病気やケガのときに必要になるものです。でも、ペットにとっても飼い主さんにとっても、保険を使わないのが一番です。そのため健康チェックで腸内フローラ測定を行い、ペットの健康度合いを確認しています」(兵藤氏)
グループ内に研究所を設け、ペットの病気の大きな原因となっている遺伝病のリスクを低減する研究・取り組みも進めている。例えば遺伝子検査や、ブリーダーをサポートし、科学的な知見に基づくブリーディングを普及させることなどだ。
つまり同社の商品は単なる保険でなく、ペットの健康を守るための包括的なサービスということだ。
(略)
●ペットシッターや保護猫NPOの状況は?
(略)
都内で猫カフェ方式の保護猫シェルターを運営しているNPO、東京キャットガーディアンでは、来店して猫とふれあえる猫カフェ部分の営業はストップしているが、里親希望者への譲渡は続けているそうだ。
(略)
●保護猫カフェ事業者への支援も検討
(略)
「そうした事業者のサポートができないか、相談窓口も含めて、著名人とも相談しつつ検討しているところです。まずはCat shelter AIDとして、保護猫カフェにいるような気分になれるPCやスマホ用壁紙ダウンロード販売や、保護猫カフェから動画を送れるサービスの支援を始めます。募集は5月からスタートです」(山本氏)
(略)
一方で、ペットをめぐる人の支援のつながりもできつつある。#StayAnicomプロジェクトにも、「自分にも何か手伝えないか」という一般人や保護団体からの問い合わせが多数寄せられたそうだ。
(略)