リンゴが半分に欠けているように見えますが、実際に切ったわけでもCGというわけでもありません。
実はこれ、日本の塗料メーカー光陽オリエントが開発した、世界一真っ黒に見えるアクリル塗料「黒色無双」が塗られているんです。
下の動画みたいに回転させると、リンゴが月の満ち欠けをしているように見えます。
https://nazology.net/wp-content/uploads/2020/05/y2mate.com-MOON-APPLE-NIGHT_EqtL96feClo_360p.mp4?_=1 完全な黒に近い塗料として「ベンタブラック」が有名ですが、塗装に高熱が必要なことや、人体への安全性が確立されていないなどの問題があり、一般人が手にすることはできませんでした。
しかし、今回発売される「黒色無双」は誰でも使うことができます。
プラモデル塗装などにも使ってみたいですね。
「黒色無双」をガンプラの台座に使用した例。中に浮いているように見えるが、右足を見ると黒く塗られた台座が分かる。
下の画像を見ると、その圧倒的な黒さがよくわかります。
https://twitter.com/KoPro18/status/1250255951480811521 筆やエアブラシで誰でも使える「黒色無双」
「黒色無双」の光の反射率は0.8%(エアブラシ塗装)で水性塗料の中では世界一の黒さ。一般的な黒色アクリル塗料の反射率が2?6%であることを考えると、驚異的な数値です。
リンゴの映像の背景を白にすると「黒色無双」の黒さが際立ちますね。
まるで吸い込まれるような黒さ
また、「黒色無双」はエアブラシだけでなく筆を使用することができ、小さな凹凸がある面やエアブラシが吹き付けられない場所まできれいに塗装できます。
筆を使った場合でも反射率が1.2%と低く、真っ黒な塗装を手軽に扱えます。
プラモデルやDIY、工作に活躍しそうな水性アクリル塗料「黒色無双」は、Amazonにて2020年5月中に発売されるとのことです。
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