★欧州中銀、資金供給策を強化 ユーロ圏経済「12%縮小も」
2020年05月01日00時32分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020043000923
【フランクフルト時事】ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)は30日の定例理事会で、
新型コロナウイルス流行による急激な景気の落ち込みに伴う資金繰り悪化に対応するため、金融機関への資金供給策強化を決定した。
ECBはユーロ圏の銀行システムを支える狙いで、追加の長期資金供給オペを5月から合計7回実施すると発表した。
一方で7500億ユーロ(約90兆円)の資産購入計画(パンデミック緊急購入プログラム=PEPP)については規模を維持した。政策金利は据え置いた。
ラガルド総裁は会見で、ユーロ圏経済が2020年に「5〜12%縮小する可能性がある」と明言。
PEPPについて「必要に応じて規模を拡大する用意がある」と強調し、一段の量的緩和に含みを持たせた。
欧州では、新型コロナの感染拡大を封じ込めるための外出制限や店舗閉鎖を受けて景気が急減速。
欧州連合(EU)統計局が30日発表した1〜3月期のユーロ圏実質GDP(域内総生産)速報値は前期比3.8%減と、7年ぶりにマイナス成長に陥った。
2020年05月01日00時32分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020043000923
【フランクフルト時事】ユーロ圏の金融政策を担う欧州中央銀行(ECB)は30日の定例理事会で、
新型コロナウイルス流行による急激な景気の落ち込みに伴う資金繰り悪化に対応するため、金融機関への資金供給策強化を決定した。
ECBはユーロ圏の銀行システムを支える狙いで、追加の長期資金供給オペを5月から合計7回実施すると発表した。
一方で7500億ユーロ(約90兆円)の資産購入計画(パンデミック緊急購入プログラム=PEPP)については規模を維持した。政策金利は据え置いた。
ラガルド総裁は会見で、ユーロ圏経済が2020年に「5〜12%縮小する可能性がある」と明言。
PEPPについて「必要に応じて規模を拡大する用意がある」と強調し、一段の量的緩和に含みを持たせた。
欧州では、新型コロナの感染拡大を封じ込めるための外出制限や店舗閉鎖を受けて景気が急減速。
欧州連合(EU)統計局が30日発表した1〜3月期のユーロ圏実質GDP(域内総生産)速報値は前期比3.8%減と、7年ぶりにマイナス成長に陥った。