自分の国が、Xファイル系の秘密やUFOや地球外生物について、どれくらいオープンに情報を公開しているのかはわからない。
日本では4月28日、河野太郎防衛相が記者会見で、米国防総省が未確認飛行物体:UFO(未確認航空現象:UAP)のような円盤状の飛行物体を記録した映像を公開したことに関連し、自衛隊がUFOに遭遇した際に備えて「(対応の)手順をしっかり定めたい」と述べた。また、河野大臣自身はUFOを信じてはいないとしたうえで、アメリカの映像公開について「米国から真意や分析を聞きたい」と語ったそうだ。
一方フランスの場合、かなり先を言っているようだ。
フランス政府の諜報機関である対外治安総局(DGSE)の元局長が、最近のUFOドキュメンタリー番組の中で、自分の体験と観測から、こうした未確認飛行物体は、パラレルワールド(異世界)からやってきているものがあることを確信したと赤裸々に語ったという。
フランスの対外治安総局(DGSE)長を務め、首相の上級経済情報担当官の地位にいたアラン・ジュイエ氏は、さらに、ビジネスリーダー、教育者、そして現在はメディアコンサルタントとしての名高いキャリアももつ。
そのジュイエ氏が最近、ドミニク・フィロール監督が科学者、政治家、UFO関連の専門家と語り合うドキュメンタリー番組『UFO's: a matter of States』に参加したことについて語った。
UFOという特殊な分野で、畑に着陸したUFOの目撃者はもちろんのこと、戦闘機パイロット、宇宙飛行士など、非常に正確な観察を報告している人たちがいる。これらはバカげた話などではなく、ナンセンスだなどと言うべきではない。
わたしたちの目につかないようにしているものがいることを受け入れなくてはならないのだ(アラン・ジュイエ元対外治安総局長)
UFOの存在を認めるジュイエ氏
まず、ジュイエ氏は、米軍のパイロットに目撃されたようなUFO(UAP)は、決して人間が作ったものではないと信じていることを明言した。
科学者、軍関係者にとって、長いこと秘密を守るには、あまりに重大すぎるこのような情報は、いずれにせよリークされてしまうだろう。
これは、さまざまな陰謀説について、多くの人がいだいている共通の信念で、そこから、月面着陸はでっちあげだといった話が飛び出してくる。
しかし、世間が騒然とするような決定的なデータをもらした者は誰もいない。信じがたいことだが、驚くべきことでもない。
アメリカ人が莫大な予算を投じて、理解を進めようと真剣にUFO研究に乗り出していることはわたしたちは知っています。
とくにロシアや中国などのほかの大国も同じことをしているようです。UFO現象の裏に、技術的に”興味深い”ものがあるのかどうかを見極めたい、という同じ理由からなのは間違いないでしょう(アラン・ジュイエ氏)
"興味深い"という言葉の意味は、ジュイエに言わせれば、政府がそれに金をかける価値があるどうか、ということだ。
その金は、機密費予算を遥かに超えるもので、国民の突っ込みにさらされるかもしれない金額だ。アメリカと中国は、"興味をもっている"とジュイエは思っている。
ロシアがS-400地対空ミサイルや、アバンガルド(極超音速滑空体)といった従来の防衛では食い止めることができないような兵器システムを開発しているからだ。
UFOはパラレルワールドからやってくる?
現状の地球上の物理学では、これ以上の防衛技術、あるいは攻撃技術を開発することができないのなら、今度はニミッツ事件のような説明不可能なUFOパフォーマンスを説明するときに使う、量子物理学に目を向けるときなのかもしれない。
量子物理学に目を向けると、謎の飛行物体は、ふたつの別々のポイントが同じものである可能性があると仮定できます。
そこからの話は、わたしたちにとって想像もつかないことに思えます。パラレルワールドが存在する可能性が見えてくるところまで、わたしたちは遥か遠くへ進んでいくことができるかもしれません。
ちなみに、多面的な目をもつハエは、わたしたち人間と同じ地球に住んでいるにもかかわらず、わたしたちには見えない次元を見ることができます。
それはおそらく、わたしたちの宇宙に存在するのに、わたしたち人間の視野の範囲内にはないので、普通は見ることができないものがあるということと同義なのかもしれません。
全文はソースで
http://karapaia.com/archives/52290276.html