【ハノイ時事】ベトナム外務省によると、中国政府は18日、南シナ海の西沙諸島(英語名パラセル)と南沙諸島(同スプラトリー)を管轄する行政区をそれぞれ設置すると発表した。これを受けてベトナム外務省報道官は19日、「ベトナムの主権を著しく侵害する行為で強く抗議する」との声明を発表した。
報道官は南シナ海におけるベトナムの主権の正当性を強調しつつ、「(中国の動きは)受け入れることはできず、国同士の友好関係にとって好ましくない」と批判した。さらに、「南シナ海や地域、世界の状況を複雑なものにする」と訴え、今回の決定を取り消すことなどを求めた。
2020年04月19日23時14分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900274&g=int