新型コロナウイルス感染症の早期終息を願って、衣料品販売の問屋街(本社・伊那市)は、疫病退散に御利益があると伝わる妖怪「アマビエ」をモチーフにしたTシャツを製作し販売している。半人半魚の異形な姿を、明るめの色合いで愛らしく表現。沈みがちな風潮の中、「(Tシャツを着て)コロナの脅威を吹っ飛ばし、元気になってもらえれば」との思いを込めている。
アマビエは、江戸時代に肥後(熊本県)の海から姿を現し、「疫病が流行したら、私の姿を描き、人々に見せよ」と言い残したと伝えられている。同社は伝説に着目し、アマビエのオリジナルデザインをプリントしたTシャツを自社工場で製作することに。長い髪や波模様は青、3本の足はピンク、体を覆ううろこは黄色を交えた3色で表し、明るい色調のデザインにした。
黒地と白地の2種類を用意。インターネット上のみで販売していて、同社公式サイトなどから購入できる。税込み価格は1800円。売上金の一部は国際医療支援団体「国境なき医師団」に寄付する予定。問い合わせは同社プリンタブル事業部(※電話番号はソースで)へ。
http://www.nagano-np.co.jp/articles/61120
アマビエをモチーフにしたTシャツをPRする問屋街関係者ら