https://www.bbc.com/japanese/52278561
トランプ氏、自分には「全面的権限」あると主張 知事たち「王ではない」と反発
2020年04月15日
新型コロナウイルス対策の行動制限をいつ解除するかについて、ドナルド・トランプ米大統領は13日の定例記者会見で、各州の知事たちに命令する「絶対権限」が自分にはあると主張した。憲法の規定と異なるこの主張に、ニューヨーク州など一部の知事は「大統領は王ではない」と反発している。
トランプ氏はこの日のホワイトハウス定例会見で、新型ウイルス対策で停止していた国内の経済活動を再開するため、政権内で計画を最終段階まで詰めているところだと述べた。トランプ氏は5月1日に、国内の行動制限を解除したいとしている。
米政府がこれまで市民に対し、不要不急の移動や外食などを控え、集会は10人までにとどめるよう求めてきた自粛要請は、4月30日に期限が切れる。
しかし、住民への具体的な行動制限は各州の知事が州ごとに、要請もしくは命令している。こうした知事の要請や命令に反して、大統領が行動制限を解除できるのかと記者に質問されると、トランプ氏は「合衆国の大統領には全面的な権限がある」、「最終的に決めるのは合衆国大統領だ」、「(州知事は)合衆国大統領の承認ガなければ何もできない」などと答えた。
合衆国憲法は、住民の安全と治安を維持する権限は州にあると規定している。連邦制のアメリカでは各州とその知事に幅広い独自権限が認められており、ワシントンの中央政府がすべてにおいて州政府の上位に立つわけではない。
東海岸と西海岸で計10州が、厳しい外出禁止令の解除に向けて準備している。
人口約3億3000万人のアメリカは現在、世界で最も新型ウイルスの感染者が多く確認され、死者も最多。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(日本時間14日午後4時現在)によると、58万2500人超の感染と2万3600人超の死亡が確認されている。
(リンク先に続きあり)
トランプ氏、自分には「全面的権限」あると主張 知事たち「王ではない」と反発
2020年04月15日
新型コロナウイルス対策の行動制限をいつ解除するかについて、ドナルド・トランプ米大統領は13日の定例記者会見で、各州の知事たちに命令する「絶対権限」が自分にはあると主張した。憲法の規定と異なるこの主張に、ニューヨーク州など一部の知事は「大統領は王ではない」と反発している。
トランプ氏はこの日のホワイトハウス定例会見で、新型ウイルス対策で停止していた国内の経済活動を再開するため、政権内で計画を最終段階まで詰めているところだと述べた。トランプ氏は5月1日に、国内の行動制限を解除したいとしている。
米政府がこれまで市民に対し、不要不急の移動や外食などを控え、集会は10人までにとどめるよう求めてきた自粛要請は、4月30日に期限が切れる。
しかし、住民への具体的な行動制限は各州の知事が州ごとに、要請もしくは命令している。こうした知事の要請や命令に反して、大統領が行動制限を解除できるのかと記者に質問されると、トランプ氏は「合衆国の大統領には全面的な権限がある」、「最終的に決めるのは合衆国大統領だ」、「(州知事は)合衆国大統領の承認ガなければ何もできない」などと答えた。
合衆国憲法は、住民の安全と治安を維持する権限は州にあると規定している。連邦制のアメリカでは各州とその知事に幅広い独自権限が認められており、ワシントンの中央政府がすべてにおいて州政府の上位に立つわけではない。
東海岸と西海岸で計10州が、厳しい外出禁止令の解除に向けて準備している。
人口約3億3000万人のアメリカは現在、世界で最も新型ウイルスの感染者が多く確認され、死者も最多。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計(日本時間14日午後4時現在)によると、58万2500人超の感染と2万3600人超の死亡が確認されている。
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