新型コロナウイルスの感染拡大で、各地の医療現場で感染を予防する高性能のマスクなどが不足していることを受けて経団連が会員企業に提供を呼びかけたところ合わせて12万枚を超えるマスクを確保したことを明らかにしました。
これは、経団連の中西会長が、15日安倍総理大臣とのテレビ会談の中で明らかにしたものです。
経団連は、医療現場で高性能のマスク不足が深刻化していることから13日、会員企業およそ1400社にN95やDS2と呼ばれるマスクの提供を呼びかけました。
その結果、14日までに2万枚、そして15日の時点で60社を超える企業から合わせて12万枚余りのマスクの提供の申し出があったということです。
また、医療用として転用が可能と見込まれている防じん用の服やゴーグルなどの提供の申し出も相次いでいるということです。
経団連は、政府の担当窓口に企業から寄せられた物資の種類や数などを伝えていて、中西会長は、15日の会談で「いち早く医療現場で使っていただいて、感染防止に役立ててもらいたい」と話していました。
2020年4月15日 21時52分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200415/k10012389461000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002