2020.4.15 16:25
https://www.sanspo.com/geino/news/20200415/sot20041516250006-n1.html
新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、日本よりも約2週間早く厳しい措置に踏み切ったタイで、
連日100人を超えていた新規の感染者数が減少傾向に転じている。
保健当局者は「政府の要請に従い、市民が他人との接触を避けていることが功を奏している」と話す。
タイでは3月中旬に感染者数が急増し、首都バンコクでは娯楽施設や理髪店などを閉鎖。
スーパーやコンビニは開いており、生活必需品の購入には困らないが、レストランは持ち帰りのみの
営業で、市民の生活は一変した。
タイ政府は3月下旬に非常事態を宣言し、外出自粛を要請したほか、4月上旬には罰則付きの
夜間外出禁止令も出した。
3月22日以降、ほぼ毎日、新たな感染者は100人を超えたが、4月6日に51人に半減。
その後はおおむね50人以下になった。
プラユット首相は10日、感染者数は「制御可能な状態だ」と強調。
保健当局者は12日の会見で「夜間外出禁止令も効果的だった」と分析した。
ただ、警戒を緩めるべきではないとし、引き続き他人と距離を取りながら生活するよう呼び掛けた。