自民党の河井案里議員の陣営による選挙違反事件で起訴された公設秘書が、裁判で起訴内容を認める方針を固めたことが、関係者への取材でわかりました。禁錮以上の刑が確定すると検察は連座制の適用を求める行政訴訟を起こす方針で、適用が認められれば、案里議員の当選は無効となります。
自民党の河井案里議員の陣営による選挙違反事件で、広島地方検察庁は去年7月の参議院選挙で、いわゆるウグイス嬢14人に法律の規定を超える報酬を支払ったとして、案里議員の秘書の立道浩被告(54)らを公職選挙法違反の罪で先月、起訴しました。
検察は議員本人の当選が無効となる連座制の対象として、立道秘書が「組織的選挙運動管理者」に該当すると判断し、100日以内に判決を出すよう求める「百日裁判」を申し立て、今月20日に広島地方裁判所で初公判が開かれます。
その後の関係者への取材で、立道秘書が起訴内容を認める方針を固めたことがわかりました。
これによって有罪判決が言い渡され、禁錮以上の刑が確定すると、検察は連座制の適用を求める行政訴訟を起こす方針です。
この裁判で連座制の適用が認められれば、案里議員の当選は無効となります。
一方、検察の任意の事情聴取に対し、複数の県議会議員や市議会議員が、夫の河井克行前法務大臣や案里議員から、10万円から数十万円の現金を受け取ったと説明していることが、関係者への取材で明らかになっていて、検察は陣営の資金の流れについて解明を進めるとみられます。
2020年4月14日 16時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012386481000.html
自民党の河井案里議員の陣営による選挙違反事件で、広島地方検察庁は去年7月の参議院選挙で、いわゆるウグイス嬢14人に法律の規定を超える報酬を支払ったとして、案里議員の秘書の立道浩被告(54)らを公職選挙法違反の罪で先月、起訴しました。
検察は議員本人の当選が無効となる連座制の対象として、立道秘書が「組織的選挙運動管理者」に該当すると判断し、100日以内に判決を出すよう求める「百日裁判」を申し立て、今月20日に広島地方裁判所で初公判が開かれます。
その後の関係者への取材で、立道秘書が起訴内容を認める方針を固めたことがわかりました。
これによって有罪判決が言い渡され、禁錮以上の刑が確定すると、検察は連座制の適用を求める行政訴訟を起こす方針です。
この裁判で連座制の適用が認められれば、案里議員の当選は無効となります。
一方、検察の任意の事情聴取に対し、複数の県議会議員や市議会議員が、夫の河井克行前法務大臣や案里議員から、10万円から数十万円の現金を受け取ったと説明していることが、関係者への取材で明らかになっていて、検察は陣営の資金の流れについて解明を進めるとみられます。
2020年4月14日 16時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200414/k10012386481000.html