【AFP=時事】新型コロナウイルスの感染が拡大している南アフリカ当局は13日、戸別訪問によって検査の強化を図っていることを明らかにした。
南アでは3月5日に初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降、8万3663人が検査を受けていた。
当局は約2週間前に戸別訪問による集団検診と感染者の隔離を開始。戸別訪問のために全国の自治体へ派遣している職員を1万人から2万8000人超へと約3倍に拡充し、さらに40万人以上が検査を受けた。
13日には新たに99人が検査で陽性反応を示し、ズウェリ・ムキゼ(Zweli Mkhize)保健相によると、これまでの感染者数はアフリカ大陸最多の2272人に上っている。死者数は比較的少なく、27人にとどまっている。
政府の感染症対策を担う専門家のサリム・アブドル・カリム(Salim Abdool Karim)氏によると、南アでは今後、学校や鉱山、刑務所、大企業を対象とした監視策も講じる計画だ。
テレビ討論に出演したカリム氏は、3月27日にロックダウン(都市封鎖)を開始して以降、検査数は増えても感染者数は横ばい状態だと述べ、「
われわれは集団感染の抑制に努めてきた」と効果を強調した。ただし、「指数関数的な感染拡大」もあり得るとして依然、警戒感を示した。【翻訳編集】 AFPBB News
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4/14(火) 13:35配信