生活道路での取り締まりが目的だったはずが
最新の情報によると、生活道路での設置をメインとした移動式オービスの運用状況にさらなる変化がみられるという。
日本全国のオービスを実際に自ら足を運んで調査している、アプリ「オービスガイド」を運営する有限会社パソヤの大須賀克巳氏は以下のように分析している。
「小型の新型オービスが登場した時は、多くの新聞やテレビのニュースで『狭い道にも設置できるので、生活道路や通学路を中心で取り締まりに当たる』と紹介されていました」
「ニュースで写真や映像が使われる時は、通学する小学生と一緒に移動式オービスが写っているものがよく用いられ、これにより多くのドライバーは取り締まりの必要性や重要性を納得していました」
「私も住宅街や見通しの悪い道でスピードを出す車を10-15km/hオーバーの青キップレベルで捕まえるのは大賛成です」
「しかし、最近気になっていることがあります。時が経つにつれ、移動式オービスで取り締まられる場所が歩行者も自転車もいない見通しの良い自動車専用道路、深夜のバイパス、高速道路のトンネル内など(歩行者を護るという)当初の目的とは違うのではないかな? とも思う場所に進出していることです」
「もちろんこれらの場所でも事故はゼロではありませんが、個人的には歩行者や児童がいるような狭い道での利用をメインにしてほしいと正直思います」
これに加えて最近の傾向として、取り締まりが行われる時間帯にも変化が起きている模様。
深夜はもちろん、未明〜明け方も
最近の傾向として、取り締まりが行われる時間帯にも変化が起きている模様。
午後10〜12時の遅い時間帯はもちろん、未明(午前0〜2時)や早朝(午前5〜6時)にも移動オービスによる取り締まりが実施されている。少人数で運用できる移動式オービスゆえの傾向か。
筆者も利用している「オービスガイド」に届く通知が午前2時や午前5時といった時間帯であることも珍しくない。
アプリ「オービスガイド」を運営する有限会社パソヤの大須賀克巳氏は以下のようにコメントする。
「深夜の移動式オービスは地域にもよりますが、確実に増えている印象です」
「当初はこんな夜中にやっているのか? と疑いながら、アプリの投稿を頼りにすぐに現地に向かったことがありますが、間違いなく取り締まりが行われていました」
取り締まりは未明や早朝を含む、あらゆる時間帯に行われ、超過速度10km/h程度でも捕まる可能性がある。
現在、日本全国で春の交通安全運動が展開されている。移動式オービスによる速度取締りも全国規模で増えている。
もちろん制限速度を守った運転は当然である。
これまでとは違う速度違反の取り締まりが行われていることを知って安全運転を心がけてほしい。
全文はソース元で
4/9(木) 5:50配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200409-00501057-autocar-ind&p=2