五輪延期で「ビッグサイト」利用制限1年延長なら…5万社の損失計1・5兆円の試算
2020/04/08 19:41
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20200408-OYT1T50209/
展示会の主催者らで作る日本展示会協会は、東京五輪・パラリンピックの延期に伴い、プレスセンターとして使用される東京ビッグサイト(東京都江東区)の利用制限が1年延長された場合、主催企業など5万社の損失が合計約1・5兆円に上るとの試算を発表した。発表は7日付。
ビッグサイトは東京大会に向けて2019年4月から一部の展示棟が閉鎖されており、ビジネス機会となる商品やサービスの見本市の開催が制限されている。利用制限が当初の予定だった20年11月に終わっても、8万3000社以上が約2・5兆円の売り上げを失うと試算していた。12月以降は全館使用を前提として多くの展示会の準備が進んでいるという。
日展協は東京都などに提出した要望書で「最も願うことは、12月から全館使用可能になること」としながら、不可能な場合には、仮設展示場の建設など代替策を講じるよう求めている。