【ワシントン=黒瀬悦成】ロイター通信は1日、米国防総省が連邦緊急事態管理局(FEMA)の要請を受け、新型コロナウイルの感染死亡者が急増した場合に備えて最大10万人分の遺体収容袋の確保に乗り出したと伝えた。
国防総省当局者がロイターに語ったところでは、同省の国防兵站局(DLA)が備蓄している収容袋を可能な限り早期にFEMAに引き渡す一方、足りない分は民間製造業者に発注するとしている。
ブルームバーグ通信によると、DLAには現在、5万人分の収容袋が備蓄されているという。
ホワイトハウスの新型コロナ対策チームは3月31日、米国内での死者数は10万〜24万人に上る恐れがあるとの試算を発表。一方、ワシントン大医学部は死者数に関し、最低で約3万8000人、最大で約16万2000人に達すると予想している。
4/2(木) 12:38配信
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