大正時代に開業し、宝塚歌劇のファンからも愛されてきた「宝塚ホテル」が、老朽化のため閉館して移転することになり、３１日、最後となる宿泊客を迎えました。
宝塚ホテルは、大正１５年、１９２６年に開業し、そのルネサンス風の外観で、当時の芸術文化「阪神間モダニズム」を象徴する建物のひとつとされています。
平成２１年には宝塚歌劇団の公式ホテルになり、ファンからも愛されてきましたが、老朽化が進んだため閉館することになりました。
３１日は、最後となる宿泊客のほか、かつてこのホテルで結婚式を挙げた人などが訪れ、写真を撮ったりじっくりと見て回ったりしていました。
ロビーで記念撮影をしていた宝塚市内に住む夫婦は、「４５年前にこのホテルで結婚式を挙げました。夫婦にとっての出発点で、いろいろなことがあったと思い出していました。閉館はとてもさみしいです」と話していました。
また、初めて中学生の娘を連れて泊まりに来たという川西市の女性は、「私も娘も宝塚歌劇が好きなので、最後の日ということで泊まりに来ました。歌劇の余韻を楽しめる特別なホテルです」と話しました。
４０年間、このホテルに勤めるシニアスタッフの清水総一郎さんは、「親子３代、さまざまな祝い事などでご利用いただいたお客様も多く、感謝の気持ちでいっぱいです。新しいホテルでは、より宝塚歌劇や地域を密接に感じてもらえるよう尽くしていきたい」と話していました。
「宝塚ホテル」は、宝塚大劇場の隣に移転し、ことし５月１４日、再オープンする予定です。
03月31日 16時20分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200331/2020007065.html
宝塚ホテルは、大正１５年、１９２６年に開業し、そのルネサンス風の外観で、当時の芸術文化「阪神間モダニズム」を象徴する建物のひとつとされています。
平成２１年には宝塚歌劇団の公式ホテルになり、ファンからも愛されてきましたが、老朽化が進んだため閉館することになりました。
３１日は、最後となる宿泊客のほか、かつてこのホテルで結婚式を挙げた人などが訪れ、写真を撮ったりじっくりと見て回ったりしていました。
ロビーで記念撮影をしていた宝塚市内に住む夫婦は、「４５年前にこのホテルで結婚式を挙げました。夫婦にとっての出発点で、いろいろなことがあったと思い出していました。閉館はとてもさみしいです」と話していました。
また、初めて中学生の娘を連れて泊まりに来たという川西市の女性は、「私も娘も宝塚歌劇が好きなので、最後の日ということで泊まりに来ました。歌劇の余韻を楽しめる特別なホテルです」と話しました。
４０年間、このホテルに勤めるシニアスタッフの清水総一郎さんは、「親子３代、さまざまな祝い事などでご利用いただいたお客様も多く、感謝の気持ちでいっぱいです。新しいホテルでは、より宝塚歌劇や地域を密接に感じてもらえるよう尽くしていきたい」と話していました。
「宝塚ホテル」は、宝塚大劇場の隣に移転し、ことし５月１４日、再オープンする予定です。
03月31日 16時20分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200331/2020007065.html
