統一まで1000年
来年度から使用される中学校の教科書検定で、自由社の歴史教科書が不合格になったと文部科学省が公表したことを受け、同教科書を主導する「新しい歴史教科書をつくる会」(高池勝彦会長)は25日、「特定の教科書を落とすために行われた不正な検定だ」とする抗議声明を発表した。
声明では、同教科書に付けられた405件の検定意見のうち、7割以上が「誤解するおそれがある」「理解しがたい」という恣意(しい)的なもので、納得できる具体的指摘はほとんどなかった−と指摘。不合格は「到底承服できるものではない」としている。
この日会見した高池会長は検定結果について、「『従軍慰安婦』という当時はなかった呼称には検定意見が付かず、自由社に405件もの意見が付いたのは、狙い撃ちにしたと思わざるを得ない」と厳しく批判している。
2020.3.25 16:34
https://www.sankei.com/life/news/200325/lif2003250068-n1.html