クルーズ船の死者は日本国籍の70代男性2人で、22日に死亡した。愛知県岡崎市の80代男性は11日に米ニューヨーク州から帰国。17日から発熱のため自宅療養し、22日に入院、23日に死亡した。
新たな感染者は、千葉3人▽岐阜3人▽兵庫2人▽滋賀1人▽沖縄1人――など。
千葉県の3人はいずれも国際貨物専門航空会社「日本貨物航空」(同県成田市)の外国人パイロットで、既に感染が判明している同県印西市の30代男性ら3人の同僚。6人は同じ貨物専用機でオランダからイタリアを経由して16日に成田空港に到着した。3人は軽症という。
岐阜県は各務原市の20代女性会社員、可児市の70代無職女性、岐阜市の30代女性飲食店員の3人。会社員は既に感染が確認された夫と8〜17日、スペインとフランスを旅行。無職女性の夫も感染が判明している。飲食店員は9〜12日、フィリピンに滞在した。
茨城県は、東京都内の医療機関に事務職として勤務する40代女性ら2人が感染。女性の勤務先は「帰国者・接触者外来」を設置している。埼玉県では所沢市の60代無職男性の感染が確認された。
また、羽田空港の検疫所でイタリアから帰国した静岡県在住の40代男性の検査陽性も確認されたという。【まとめ・伊澤拓也】
毎日新聞2020年3月23日 20時54分(最終更新 3月23日 20時59分)
https://mainichi.jp/articles/20200323/k00/00m/040/292000c
