島根県益田市匹見町の木工職人らでつくる「ひきみ森の器工芸組合」が町内産木材を使ったワサビおろし器を開発した。地元の特産ワサビと林業の振興が狙い。組合の大谷照行代表(60)は「全て木でできたおろし器は他にないと思う。木のぬくもりを感じながらワサビを味わって」とPRする。
おろし器は直径11.5センチ。すりおろし部分は直径9センチで細かい四角すいの目が並ぶ。ワサビの辛みは揮発性で時間と共に失われるため、ふたをつけた。材料は黄白色の色合いが美しく、加工しやすいミズメを使った。
大谷さんは約10年前、全て木製のおろし器を試作したが、販売には至らなかった。昨春、官民による「匹見わさび振興協議会」から97%が森林という町の特徴を生かした木製おろし器の商品化の提案があった。当初すりおろし部分はサメ皮を使う予定だったが、価格が高くなるため、以前の試作品を改良し、全て木製で完成させた。
税込み4950円。益田市美都町の道の駅「サンエイト美都」で販売している。問い合わせは同組合(ソースでご確認下さい)。
開発された木製のワサビおろし器=島根県益田市匹見町で2020年3月17日
https://mainichi.jp/articles/20200319/k00/00m/040/129000c
おろし器は直径11.5センチ。すりおろし部分は直径9センチで細かい四角すいの目が並ぶ。ワサビの辛みは揮発性で時間と共に失われるため、ふたをつけた。材料は黄白色の色合いが美しく、加工しやすいミズメを使った。
大谷さんは約10年前、全て木製のおろし器を試作したが、販売には至らなかった。昨春、官民による「匹見わさび振興協議会」から97%が森林という町の特徴を生かした木製おろし器の商品化の提案があった。当初すりおろし部分はサメ皮を使う予定だったが、価格が高くなるため、以前の試作品を改良し、全て木製で完成させた。
税込み4950円。益田市美都町の道の駅「サンエイト美都」で販売している。問い合わせは同組合(ソースでご確認下さい)。
開発された木製のワサビおろし器=島根県益田市匹見町で2020年3月17日
![【鳥根】木製のワサビおろし器を木工職人が開発 森林が97%占める益田市匹見町 ->画像>3枚](https://cdn.mainichi.jp/vol1/2020/03/19/20200319k0000m040131000p/9.jpg)
https://mainichi.jp/articles/20200319/k00/00m/040/129000c