国際教養大学、春学期はすべて遠隔授業 新型コロナで
2020年3月19日 18:31
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57023370Z10C20A3L01000/
国際教養大学(秋田市)は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4〜7月の春学期のすべての授業をオンラインによる遠隔で実施すると発表した。新入生を含む全学生は自宅から履修する。国内外から多くの学生が集まり、学生寮での共同生活や通常の講義などを行うことは感染リスクを高めると判断した。
国際教養大は2月25日に卒業式と入学式の延期を発表していた。新型コロナウイルスがパンデミック(世界的な大流行)になったため、さらに踏み込んだ異例の対策を取ることにした。
当初4月9日に授業を始める予定だったが、4月20日に始める。9月に始まる秋学期以降、情勢が落ち着いたら通常の講義形式を再開するという。同大の学生数は約870人(2019年4月時点)。
鈴木典比古学長はホームページ上で「学生の皆さんの健康と安全を第一と考え、苦渋の決断をした」とコメントした。