御坊市の柏木征夫市長=2020年3月11日、和歌山県御坊市議会、大野宏撮影
現役市長で全国最多の7期目を務めている和歌山県御坊市の柏木征夫市長(79)は11日、5月17日告示の次期市長選には立候補せず、引退すると表明した。現時点で市長選に立候補を表明した人はいない。
柏木氏はこの日の市議会の一般質問で「平成の重要な課題だった新市庁舎の建設や学校のトイレの改善など、防災対策や教育環境の整備には道筋が立った。自分自身も今は健康だが、次の4年間は疑問符がつく。令和の新生御坊が出発するベストな時期に、後進にゆだねたいという考えになった」と述べた。
柏木氏は御坊市出身で京大卒。県職員を経て二階俊博・現自民党幹事長=衆院和歌山3区=の誘いで1992年の市長選に立候補し、無投票当選した。前回は二階氏の長男を大差で破り、7選を果たした。昨年の県議選御坊市選挙区では市長選で長男を応援した自民の候補者が、共産の候補者に敗れている。
柏木市長は後継者について「私…
(残り:297文字/全文:673文字)
朝日新聞デジタル 2020年3月12日 9時30分
https://www.asahi.com/articles/ASN3C7QH2N3CPXLB004.html
現役市長で全国最多の7期目を務めている和歌山県御坊市の柏木征夫市長(79)は11日、5月17日告示の次期市長選には立候補せず、引退すると表明した。現時点で市長選に立候補を表明した人はいない。
柏木氏はこの日の市議会の一般質問で「平成の重要な課題だった新市庁舎の建設や学校のトイレの改善など、防災対策や教育環境の整備には道筋が立った。自分自身も今は健康だが、次の4年間は疑問符がつく。令和の新生御坊が出発するベストな時期に、後進にゆだねたいという考えになった」と述べた。
柏木氏は御坊市出身で京大卒。県職員を経て二階俊博・現自民党幹事長=衆院和歌山3区=の誘いで1992年の市長選に立候補し、無投票当選した。前回は二階氏の長男を大差で破り、7選を果たした。昨年の県議選御坊市選挙区では市長選で長男を応援した自民の候補者が、共産の候補者に敗れている。
柏木市長は後継者について「私…
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朝日新聞デジタル 2020年3月12日 9時30分
https://www.asahi.com/articles/ASN3C7QH2N3CPXLB004.html