https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/03/post-92657.php
サウジアラビア政府は8日、新型コロナウイルスの感染封じ込めに向け、東部のカティーフ地域を封鎖すると発表した。
また、国内全ての学校の休校も明らかにした。
サウジ国内の11人のウイルス感染は全てカティーフ地域で確認されている。
カティーフは、サウジ国内では少数派のシーア派住民が多数居住しており、当局のこれまでの説明によると、感染者は最近、
シーア派の聖地があるイランやイラクに渡航したか、渡航歴のある人と接触している。
サウジ政府は、新型ウイルス感染で194人の死者が出ているイランへの渡航を既に禁止している。
カティーフでは原油の生産が行われているが、関係者によると原油生産に影響は出ない見通し。
また、国営メディアによると、9日からサウジ国内全ての学校が休校となる。
モスクでの教育活動も禁止される。