東京医科大に返還義務 不正入試の受験料―特例法で初判決・東京地裁
2020年03月06日11時29分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030600228&g=soc
東京医科大の不正入試問題で、特定適格消費者団体「消費者機構日本」(COJ)が、消費者裁判手続き特例法に基づき、同大に受験料などの返還義務があることの確認を求めた訴訟の判決が6日、東京地裁であった。前沢達朗裁判長は受験料の返還義務を認める判決を言い渡した。消費者団体が被害者に代わって事業者を提訴する被害回復訴訟で初の判決。
訴状によると、同大は2018年度までの入学試験で、受験生に告知せずに、女子や浪人生を不利に扱う得点調整を実施。COJは「説明義務違反で、受験契約の債務不履行などに当たる」と主張し、同法施行後の17、18年度入試で不合格となった女子受験生らに受験料や旅費などを返還する義務があると訴えた。
大学側は「受験生個々の事情は異なり、制度になじまない。説明義務もない」と反論していた。
不正入試問題で、COJは順天堂大も提訴。東京医科大や順天堂大などを受験した女性らは慰謝料などを求める集団訴訟を起こしている。
2020年03月06日11時29分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030600228&g=soc
東京医科大の不正入試問題で、特定適格消費者団体「消費者機構日本」(COJ)が、消費者裁判手続き特例法に基づき、同大に受験料などの返還義務があることの確認を求めた訴訟の判決が6日、東京地裁であった。前沢達朗裁判長は受験料の返還義務を認める判決を言い渡した。消費者団体が被害者に代わって事業者を提訴する被害回復訴訟で初の判決。
訴状によると、同大は2018年度までの入学試験で、受験生に告知せずに、女子や浪人生を不利に扱う得点調整を実施。COJは「説明義務違反で、受験契約の債務不履行などに当たる」と主張し、同法施行後の17、18年度入試で不合格となった女子受験生らに受験料や旅費などを返還する義務があると訴えた。
大学側は「受験生個々の事情は異なり、制度になじまない。説明義務もない」と反論していた。
不正入試問題で、COJは順天堂大も提訴。東京医科大や順天堂大などを受験した女性らは慰謝料などを求める集団訴訟を起こしている。