*統一まで567ヶ月
2020.3.5 20:53
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韓国外務省によると、新型コロナウイルスの感染者増加により韓国からの渡航者の入国を制限している国や地域は、5日午前の時点で96となっている。
韓国からの入国を全面禁止、または一定期間禁止としているのはインド、シンガポールなど36カ国・地域。感染が特に増加した地域への訪問歴がある者を入国禁止としているのは4カ国・地域となっている。中国など23の国・地域は、韓国からの入国者に対し、隔離措置を取っている。このほか、入国手続きを厳格化している国もある。
韓国政府は各国に対し、過度な措置を取らないよう呼びかけており、康京和(カン・ギョンファ)外相は5日、「韓国の状況が沈静化すれば、制限措置も解除されることを期待している」との認識を示した。
イタリア外務省などによると、フィジーやセーシェル、イラク、エルサルバドル、ヨルダン、モンゴルなどは、イタリアからの渡航者の入国拒否を発表した。インドは新規ビザの発給を差し止めた。
欧州連合(EU)は、シェンゲン協定に基づく「移動の自由」を維持。イタリアに隣接するフランスでは、イタリア北部から帰国した児童・生徒に14日間の登校自粛を求めている。
イランをめぐっては2月下旬以降、隣接するイラクやトルコ、アフガニスタン、パキスタンなどが国境を閉鎖し、トルコやクウェート、オマーンなど多数が航空便の運航を制限した。
(ソウル 名村隆寛、パリ 三井美奈、カイロ 佐藤貴生)
https://www.sankei.com/smp/world/news/200305/wor2003050032-s1.html