預かった知人の子ども2人に複数回かみついてけがをさせたとして、和歌山県警岩出署は4日、京都府京丹波町の無職、谷口満洋容疑者(25)を傷害の疑いで逮捕した。
同署によると、谷口容疑者は容疑を認め、2人のけがの程度はいずれも全治2週間だった。
逮捕容疑は2019年12月31日と翌20年1月1日、交際相手の両親が所有する和歌山県岩出市内の空き家で、交際相手の姉の子ども計4人を預かり、このうち女児(4)と男児(3)の2人の鼻やほお、腕など計13カ所にかみついたとされる。
同署によると、子ども2人には内出血したあざが複数あり、不審に思った姉らが病院に相談。
医師が「歯形のような痕があり、虐待の可能性がある」と診断し、女児が「(谷口容疑者に)かまれた」と説明したため、警察に通報した。
ほか2人の子どもにけがはなかった。
谷口容疑者は19年秋から約10回、子どもらを預かっているといい、同様の疑いが過去にもなかったか同署が調べている。
https://mainichi.jp/articles/20200304/k00/00m/040/195000c