「スーパーチューズデー」を前に中道派の支持はバイデン氏に集約
バイデン氏が獲得した代議員の数は54、サンダース氏の60を追う
米大統領選の民主党候補の公認指名争いは、撤退を決めた2人の候補を含む党内の中道派がバイデン前副大統領支持に動き、14州の予備選が集中する3日の「スーパーチューズデー」を前にバイデン氏が支持を固める格好となった。
指名争いから撤退したピート・ブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長とエイミー・クロブシャー上院議員は、いずれもバイデン氏を支持する意向。民主党候補の公認指名は今後、同氏とバーニー・サンダース上院議員、エリザベス・ウォーレン上院議員、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長の間で争われることになる。
2月29日のサウスカロライナ州予備選で勝利して以降、バイデン氏の陣営は、リード前上院院内総務をはじめとする民主党指導部や、スーパーチューズデーに予備選が行われる主要州選出の現職議員らの支持を相次いで公表した。
サウスカロライナ州予備選の勝利を受け、バイデン氏がこれまでに獲得した代議員の数は54となり、サンダース氏の60を追っている。
ブルームバーグ氏はブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数株式を保有している。
2020年3月3日 8:54 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-02/Q6L3LVT1UM0W01