JR西日本は再来年度=2021年度の採用計画を明らかにし、北陸新幹線の延伸に向けて技術職を中心に前の年度よりも採用を増やし、およそ900人採用する方針です。
JR西日本が発表した2021年度の春の採用計画によりますと、新卒者と既卒者などおよそ900人を採用する方針で、前の年度よりおよそ50人増やします。
理由についてJR西日本は2023年に予定している北陸新幹線の敦賀までの延伸や2031年に開業予定の大阪のなにわ筋線の対応に向けて技術職を中心に採用を強化するためだとしています。
一方、JR東日本は2021年度はおよそ1400人と、前の年度よりもおよそ400人減らす計画です。JR東日本によりますと、旧国鉄時代に採用された社員の大量退職に対応するため、この10年余りは採用を増やしてきましたが、元の水準に戻すということです。
またJR東海は前の年度とほぼ同じ水準のおよそ870人を計画しています。
今回、計画が発表された2021年度の採用活動については1日から始まっていて、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、JR東日本と東海が会社主催の採用説明会を当面、中止したほか、JR西日本は、インターネットを使ったウェブ説明会に切り替えるなどして対応しています。
2020年3月2日 22時31分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200302/k10012310531000.html