閉校の小学校 突然の最後の授業
http://www3.nhk.or.jp/lnews/shutoken/20200228/1000044783.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を
来月末で閉校することが決まっていた千葉県多古町の小学校では、
28日が最後の授業となり、145年の歴史に突然、幕を下ろす形となりました。
明治7年に創立された多古町の常磐小学校は、少子化の影響で来月末で閉校となることが決まっていました。
しかし町の教育委員会が来月2日から春休みまでの臨時休校を決めたことから
常磐小学校での授業は突然、28日が最後となり、17日の卒業式についても
規模を縮小して卒業生と保護者だけが出席することになりました。
これを受けて全校児童57人は急きょ音楽室に集まり、このうち卒業する6年生10人がミニコンサートを開きました。
6年生は在校生にも聞いてもらうため、卒業式に向けて練習を重ねてきた歌や、
リコーダーの演奏を一生懸命に披露し、中には涙を流して学校との別れを惜しむ姿も見られました。
このあと6年生の教室で最後の授業が行われ、韓国や中国の歴史などについての
学習の成果を発表したあと、児童の1人が黒板に貼り付けられていた
学校に来る残り日数を「0」に変えていました。
6年生の男子児童は、「卒業まで1か月ぐらい残っていると思っていたので、
急にきょうが最後になり、実感がわきませんでした」と話していました。
常磐小学校の野口欣也校長は、「子どもたちの別れが慌ただしいものとなってしまいました。
子どもたちの健康を考えればしかたがないと思います」と話していました。
02/28 18:07