0001首都圏の虎 ★
2020/02/25(火) 19:38:37.34ID:/UGRMVFp9海藻のアオサが新型コロナウイルス(COVID-19)を抑制する効果に期待ーー?そんな「研究結果」を中部大学(愛知県)が公表した。
これを受け、アオサが売り切れたり、メルカリで転売されたりするなどの事態に。一方で、研究そのものに疑問を投げかける声や批判も相次ぎ、大学側は「意図した内容と違った」としてプレスリリースを削除した。
2月20日に公開されたのは、中部大学・生命健康科学部の河原敏男教授と工学研究科の林京子客員教授、化学薬品メーカー「江南化工株式会社」(三重県)とアオサの健康効果を研究するラムナン研究所(同)の共同研究の結果。
《海藻の「あおさ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 ─新型コロナウイルスでの効果にも期待─》
こうしたタイトルのプレスリリースでは、アオサに含まれる「ラムナン硫酸」が「ヒトコロナウイルスの抗体を増やす効果があることを確認した」と指摘。「新型にもラムナン硫酸の効果があると期待している」と述べている。
リリースは一部メディアが引用して記事化され、「アオサがヒトコロナウイルスを抑制」(琉球新報)「アオサにコロナウイルス増殖抑制効果」(大学ジャーナル)などという見出しで拡散。
これを受け、メルカリでは「コロナウイルス対策に!」として転売がはじまったほか、SNS上には、一部のスーパーでアオサが売り切れた様子がアップされている。
さらに、加工海苔メーカーで唯一上場している「大森屋」の株価が一時18%以上あがるなど、影響は広がった。
疑問や批判が相次ぐ
SNS上ではこの研究結果に対し、そもそも「効果に期待」という情報が誤解を招くのではという指摘のほか、内容について疑問を示す声もあがった。
たとえばプレスリリースでは、「ラムナン硫酸」の効果を以下のように「A型インフルエンザウイルス」に感染したマウスを用いて調べた、としている。理由は「ヒトコロナウイルスの感染実験に使用できる動物がいない」からだという。
A型インフルエンザウイルスを用いて感染マウスに対するラムナン硫酸の効果を調べた。その結果、ウイルスに感染させたマウスにラムナン硫酸を与えたところ3日後のウイルスの量が半減した。
一方で、コロナウイルスについては以下のように、インフルエンザウイルスと「エンベロープとRNAを持つ」という共通の構造を持つことに触れているのみだ。
「これらの成果を論文にまとめて公表する準備をしている」とあるが、新型コロナウイルスを含め、「増殖を抑える効果」をどう確認したのか、その根拠は特段示されていない。
ヒトコロナウイルスと新型コロナウイルス、他に麻疹ウイルスやおたふくかぜウイルス、A型インフルエンザウイルス、エイズウイルスもエンベロープとRNAを持つ点で共通する。ヒトコロナウイルスだけでなくこれら他のウイルスについてもラムナン硫酸がウイルスの増殖を抑える効果を持つことを確認した。
また、研究チームが化学薬品メーカー「江南化工株式会社」がアオサ(ラムサン硫酸)のサプリメントを販売していることに触れ、信頼性に対する批判もあがっていた。
リリースは「研究チームは今後、コロナウイルス対策に特化した商品の開発も視野に入れる」という言葉で締められている。
リリース削除、その理由は?
プレスリリースは2月25日夕までに削除された。
関連スレ
アオサがヒトコロナウイルスを抑制 「新型」へも効果期待 中部大チーム確認
http://2chb.net/r/newsplus/1582615179/
2020/02/25 18:34 全文はソース元で
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/unknown-cause-china-14