https://www.afpbb.com/articles/-/3269647
脳損傷の米兵110人に、イランによる在イラク米軍基地攻撃で 国防総省
2020年2月22日 15:52
発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 イラン イラク 中東・北アフリカ ]
【2月22日 AFP】イランが先月、イラクの米軍基地に対してミサイル攻撃を行った際に外傷性脳損傷(TBI)を負った米兵の数が110人に達した。米国防総省が21日、明らかにした。今月10日の発表では109人だった。
国防総省は、110人が全員「軽度」の外傷性脳損傷と診断されたと発表する一方で、計77人が既に原隊に復帰しているが、これまでに計35人がドイツで精密検査を受け、そのうち25人が米国に移送されたことを明らかにした。
イランは、米国が1月3日にイラクの首都バグダッドでイランのガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官をドローン攻撃で殺害したことに報復するため、1月7日夜から8日未明にかけ、イラク西部のアサド(Al-Asad)空軍基地を弾道ミサイルで攻撃。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は当初、米国人の負傷者はいなかったと発表したが、米当局はその後、兵士11人が負傷したと発表していた。(c)AFP