https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200218-00000003-jij_afp-int
1年以上乗員なしで大西洋をさまよっていた「幽霊船」が、暴風雨「デニス(Dennis)」による高波で、
アイルランド南部の海岸に漂着した。同国の沿岸警備隊が明らかにした。
44年前に建造された全長77メートルの貨物船アルタ(MV Alta)は、アイルランド第2の都市コーク
(Cork)近郊の村バリーコットン(Ballycotton)近くの岩場で座礁した。
タンザニア船籍のアルタは2018年9月、ギリシャからハイチに向かう途中、大西洋の真ん中で航行不能となった。
アルタは英領バミューダの南東2220キロの海上で漂流。乗組員10人は船内で20日間過ごした後、
米沿岸警備隊の巡視船に救助された。
米沿岸警備隊は当時、アルタの所有者と協力して同船を岸までえい航する準備を進めていると述べていたが、
その後の動きはよく分かっていない。
海事ニュースサイトのフリートマン(Fleetmon)は、オーナーとみられる人物から、アルタがえい航中にガイアナで2度、
シージャックされたとの連絡を受けたと伝えている。
その後公式に存在が確認されたのは2019年8月のことで、英国海軍(Royal Navy)の砕氷型巡視船プロテクター
(HMS Protector)により大西洋の真ん中で漂流しているアルタが発見された。
アルタは先週末、デニスの襲来で暴風雨に見舞われたアイルランドに漂着し、長い放浪の旅を終えた。
アイルランドの沿岸警備隊によると、救急ヘリが16日に漂着現場に向かったが、乗組員はいなかったという。
コーク州議会は17日、漂着現場周辺に汚染物質が流出している形跡はないと述べ、さらなる調査のため、
18日の干潮時に請負会社がアルタに乗り込むと明らかにした。
アイルランド・バリーコットン近くで座礁した貨物船アルタ。同国の沿岸警備隊提供(2020年2月16日撮影、17日公開)。
1年以上乗員なしで大西洋をさまよっていた「幽霊船」が、暴風雨「デニス(Dennis)」による高波で、
アイルランド南部の海岸に漂着した。同国の沿岸警備隊が明らかにした。
44年前に建造された全長77メートルの貨物船アルタ(MV Alta)は、アイルランド第2の都市コーク
(Cork)近郊の村バリーコットン(Ballycotton)近くの岩場で座礁した。
タンザニア船籍のアルタは2018年9月、ギリシャからハイチに向かう途中、大西洋の真ん中で航行不能となった。
アルタは英領バミューダの南東2220キロの海上で漂流。乗組員10人は船内で20日間過ごした後、
米沿岸警備隊の巡視船に救助された。
米沿岸警備隊は当時、アルタの所有者と協力して同船を岸までえい航する準備を進めていると述べていたが、
その後の動きはよく分かっていない。
海事ニュースサイトのフリートマン(Fleetmon)は、オーナーとみられる人物から、アルタがえい航中にガイアナで2度、
シージャックされたとの連絡を受けたと伝えている。
その後公式に存在が確認されたのは2019年8月のことで、英国海軍(Royal Navy)の砕氷型巡視船プロテクター
(HMS Protector)により大西洋の真ん中で漂流しているアルタが発見された。
アルタは先週末、デニスの襲来で暴風雨に見舞われたアイルランドに漂着し、長い放浪の旅を終えた。
アイルランドの沿岸警備隊によると、救急ヘリが16日に漂着現場に向かったが、乗組員はいなかったという。
コーク州議会は17日、漂着現場周辺に汚染物質が流出している形跡はないと述べ、さらなる調査のため、
18日の干潮時に請負会社がアルタに乗り込むと明らかにした。
アイルランド・バリーコットン近くで座礁した貨物船アルタ。同国の沿岸警備隊提供(2020年2月16日撮影、17日公開)。