「ヘリコプターペアレント」という言葉をご存知ですか?
ヘリコプターのように、子どもの上空を飛んで、子どもの行くところどこにでもついてまわるという比喩で使われています。
過度に子どもを監視続ける、親子関係のことをいうのだそう。
我が子かわいさが故に、干渉してしまうことはあります。
けれども度をこすと、子どもは常に親の意見に従い、自分で決断できなくなることもあるようです。
今回は、親子のコミュニケーションを研究する立正大学教授、岡本依子先生にお話を聞きました。
■ 子離れできていない 私、ヘリコプターペアレントかも!
子育てに迷いながら、過干渉、過管理かもと迷いながら子育てするママたちの声が口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられています。
■ 「ママはどう思う?」と親に確認して、自分で決められない娘
「塾の先生に『親の顔色をうかがう子になってしまっており、自分のことが自分で決められなくなっている、成績が伸びないのもそれが原因だと思う』とはっきり言われました。
何か決める時、『ママはどう思う? 』と必ず聞いてきます。
先日、答えを見ながら勉強していたことが発覚したときも、『ママに怒られたくなかった』からと…。
今まで自分は子どものためにと思ってやってきたことでしたが、子どもに辛い思いをさせていたとは気づきませんでした」
■ 18歳の娘の行動が気になる!
「高校を卒業した娘が就職。出掛ける時は誰とどこへ行くかを一応教えてもらっています。
ある時、誰とどこへははっきり言わず出掛けて行きました。
スマホのアプリで居場所を把握できるようにしてるので、確認してみると、車で移動しているみたいで、びっくり。
居場所は3駅離れたカラオケ店で、会社の人と一緒でした。娘と電話が繋がり『すぐに帰って来なさい』と伝えました。
帰ってきた娘は逆ギレです。心配で、心配で…。過保護なのでしょうか…」
■ 過干渉と放任のさじ加減がわからない
「過干渉が故に息子のことが心配で、心配で信用できず、『信用しているふりするのも疲れた』と言ってしまったり、息子や息子の友達のSNSを監視してみたり…(SNSに関しては息子に謝罪し一切監視をやめました)。
息子の心が離れていくのも当然。過干渉をやめることが一番だとは思うのですが、放任になってしまわないかも心配で、さじ加減がわからないのです」
わが子かわいさに、過保護になりがちです。
けれども度を越せば、子どもの自立を妨げてしまうこともあるようです。
どのように子どもたちと接していけばいいのか岡本先生にアドバイスいただきました。
「ヘリコプターペアレントは、子どものためを思って子どもに関するあらゆることに、口出し手出しをしてしまう親のことです。
しかし、子どもにも幼稚園や保育園、学校など社会があり、過度に口出しをすると子どもの周囲に迷惑をかけていることもあります。
子どもに関心を持って、関わろうとするのは問題ありません。
問題なのは、子どもへの関心が幼稚園でウチの子がいじめられてないか、先生はちゃんとウチの子を見てくれているといった目先の関心にとどまってしまうことです。
目先のことばかり気になると、子どもにどのように成長してもらいたいかという中長期的な展望(友だちとのいざこざを自分で解決できる自分から先生に必要なことが伝えられるようなる)が見えなくなるので、子どものためにはなりません。
子どもを守りたいがために、子どもの周囲に対して疑心暗鬼になってしまうのです。
これは、親にとっても苦しいことです。
周囲を信頼して、なにより自分の子どもの成長する力を信じることが重要です。
■ もしかして「ヘリコプターペアレント」と思ったら、セルフチェックを
「子育てはバランスです。過保護はよくありませんが、保護は重要です。
子どもの周囲への配慮が自覚的にできているようであれば、多少、子どもについて行ったり、口出し手出しをしたりすることは、親として普通の感覚です。
つまり、子どもに関心があり、子どもと一緒に楽しみたい、子どもが親としての新しい世界を広げてくれている、という感覚であればいいのです。
詳細はソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200216-00013285-tamahiyo-life
ヘリコプターのように、子どもの上空を飛んで、子どもの行くところどこにでもついてまわるという比喩で使われています。
過度に子どもを監視続ける、親子関係のことをいうのだそう。
我が子かわいさが故に、干渉してしまうことはあります。
けれども度をこすと、子どもは常に親の意見に従い、自分で決断できなくなることもあるようです。
今回は、親子のコミュニケーションを研究する立正大学教授、岡本依子先生にお話を聞きました。
■ 子離れできていない 私、ヘリコプターペアレントかも!
子育てに迷いながら、過干渉、過管理かもと迷いながら子育てするママたちの声が口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられています。
■ 「ママはどう思う?」と親に確認して、自分で決められない娘
「塾の先生に『親の顔色をうかがう子になってしまっており、自分のことが自分で決められなくなっている、成績が伸びないのもそれが原因だと思う』とはっきり言われました。
何か決める時、『ママはどう思う? 』と必ず聞いてきます。
先日、答えを見ながら勉強していたことが発覚したときも、『ママに怒られたくなかった』からと…。
今まで自分は子どものためにと思ってやってきたことでしたが、子どもに辛い思いをさせていたとは気づきませんでした」
■ 18歳の娘の行動が気になる!
「高校を卒業した娘が就職。出掛ける時は誰とどこへ行くかを一応教えてもらっています。
ある時、誰とどこへははっきり言わず出掛けて行きました。
スマホのアプリで居場所を把握できるようにしてるので、確認してみると、車で移動しているみたいで、びっくり。
居場所は3駅離れたカラオケ店で、会社の人と一緒でした。娘と電話が繋がり『すぐに帰って来なさい』と伝えました。
帰ってきた娘は逆ギレです。心配で、心配で…。過保護なのでしょうか…」
■ 過干渉と放任のさじ加減がわからない
「過干渉が故に息子のことが心配で、心配で信用できず、『信用しているふりするのも疲れた』と言ってしまったり、息子や息子の友達のSNSを監視してみたり…(SNSに関しては息子に謝罪し一切監視をやめました)。
息子の心が離れていくのも当然。過干渉をやめることが一番だとは思うのですが、放任になってしまわないかも心配で、さじ加減がわからないのです」
わが子かわいさに、過保護になりがちです。
けれども度を越せば、子どもの自立を妨げてしまうこともあるようです。
どのように子どもたちと接していけばいいのか岡本先生にアドバイスいただきました。
「ヘリコプターペアレントは、子どものためを思って子どもに関するあらゆることに、口出し手出しをしてしまう親のことです。
しかし、子どもにも幼稚園や保育園、学校など社会があり、過度に口出しをすると子どもの周囲に迷惑をかけていることもあります。
子どもに関心を持って、関わろうとするのは問題ありません。
問題なのは、子どもへの関心が幼稚園でウチの子がいじめられてないか、先生はちゃんとウチの子を見てくれているといった目先の関心にとどまってしまうことです。
目先のことばかり気になると、子どもにどのように成長してもらいたいかという中長期的な展望(友だちとのいざこざを自分で解決できる自分から先生に必要なことが伝えられるようなる)が見えなくなるので、子どものためにはなりません。
子どもを守りたいがために、子どもの周囲に対して疑心暗鬼になってしまうのです。
これは、親にとっても苦しいことです。
周囲を信頼して、なにより自分の子どもの成長する力を信じることが重要です。
■ もしかして「ヘリコプターペアレント」と思ったら、セルフチェックを
「子育てはバランスです。過保護はよくありませんが、保護は重要です。
子どもの周囲への配慮が自覚的にできているようであれば、多少、子どもについて行ったり、口出し手出しをしたりすることは、親として普通の感覚です。
つまり、子どもに関心があり、子どもと一緒に楽しみたい、子どもが親としての新しい世界を広げてくれている、という感覚であればいいのです。
詳細はソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200216-00013285-tamahiyo-life