イラン「国連協議ならNPT脱退も」ヨーロッパ各国をけん制
NHK 2020年1月20日 22時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200120/k10012252651000.html
イラン核合意に参加するヨーロッパ各国が国連による制裁の再開につながる手続きに踏み切ったことを受けて、
イランのザリーフ外相は、制裁につながる協議が国連の場に持ち込まれれば
加盟しているNPT=核拡散防止条約からの脱退を検討すると述べ、
ヨーロッパ各国を強くけん制しました。
イラン核合意に参加しているフランス、ドイツ、イギリスの3か国は今月14日、
イランが核合意から一方的に離脱したアメリカの制裁に対抗するためウランの濃縮活動の強化を進めていることを受けて、
合意で定められた紛争解決の手続きに踏み切ると明らかにしました。
今後、閣僚級などの協議で解決できなかった場合は、
国連の安全保障理事会を経てイランへの制裁が全面的に再開されることになります。
イランの国営通信によりますと、これについてザリーフ外相は20日、
「国連に協議が持ち込まれればNPTからの脱退を検討する」と述べ、
核兵器の製造を禁止した国際条約から脱退する可能性を示唆しました。
またザリーフ外相は
「ヨーロッパ各国が合意の義務を果たせばわれわれも義務を果たすが、
政治ゲームに沿ってさらにプロセスを進めるならば、
こちらにもいろいろな選択肢がある」と述べ、
合意の維持にはヨーロッパによるイランへの経済支援が必要だという考えを強調するとともに、
国連制裁につながる手続きを始めたヨーロッパ各国を強くけん制しました。
NHK 2020年1月20日 22時39分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200120/k10012252651000.html
イラン核合意に参加するヨーロッパ各国が国連による制裁の再開につながる手続きに踏み切ったことを受けて、
イランのザリーフ外相は、制裁につながる協議が国連の場に持ち込まれれば
加盟しているNPT=核拡散防止条約からの脱退を検討すると述べ、
ヨーロッパ各国を強くけん制しました。
イラン核合意に参加しているフランス、ドイツ、イギリスの3か国は今月14日、
イランが核合意から一方的に離脱したアメリカの制裁に対抗するためウランの濃縮活動の強化を進めていることを受けて、
合意で定められた紛争解決の手続きに踏み切ると明らかにしました。
今後、閣僚級などの協議で解決できなかった場合は、
国連の安全保障理事会を経てイランへの制裁が全面的に再開されることになります。
イランの国営通信によりますと、これについてザリーフ外相は20日、
「国連に協議が持ち込まれればNPTからの脱退を検討する」と述べ、
核兵器の製造を禁止した国際条約から脱退する可能性を示唆しました。
またザリーフ外相は
「ヨーロッパ各国が合意の義務を果たせばわれわれも義務を果たすが、
政治ゲームに沿ってさらにプロセスを進めるならば、
こちらにもいろいろな選択肢がある」と述べ、
合意の維持にはヨーロッパによるイランへの経済支援が必要だという考えを強調するとともに、
国連制裁につながる手続きを始めたヨーロッパ各国を強くけん制しました。