葛飾北斎の「冨嶽三十六景」が見開きにデザインされた新しいパスポートが、早ければ来月の申請分から交付される見通しとなりました。
東京オリンピック・パラリンピックを前に外務省は、パスポートの偽造を防ぐため、表紙などを除いてデザインを変更することにしています。
新しいパスポートは出入国の際にスタンプが押される査証欄の見開きごとに、浮世絵師、葛飾北斎の代表作、「冨嶽三十六景」の作品が印刷されています。
外務省では4年前にデザインの変更を決めてから準備を進めた結果、早ければ来月の申請分から交付できる見通しになったということです。
外務省は、「デザインを複雑にして偽造防止対策を強化するだけでなく、海外での日本文化のPRにもつながるのではないか」と話しています。
2020年1月19日 5時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200119/k10012250681000.html