農作業に使う鍬を神様に見立てて問答をかわす、富山市細入地域の伝統行事「お鍬さま」が11日行われました。
「お鍬さま あけましておめでとうございます」
富山市岩稲に住む本芳彦弘さん家族が話しかけたのは2本の鍬。
約380年前から続くとされる「お鍬さま」の儀式で、農業の仕事始めとなる1月11日に、三つ鍬を田の神様に、平鍬を畑の神様に見立てて座敷の上座にすえ、酒と正月料理でもてなしました。
かつては地域の家々で行われていましたが、約20年前から本芳さんの家だけとなっていて、ことしから「お鍬さま」のもてなし役を息子の彦儀さんが引き継ぎました。
2020.01.11 18:02
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