【ビザ出さない!】イラン外相、国連本部へ行こうとしたらビザ発給拒否される!米政府を非難 トランプ政権、圧力強める
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イラン外相、ビザ発給拒否の米政府非難 トランプ政権、圧力強める
2020年01月08日06時55分
【ワシントン、ニューヨーク時事】イランのザリフ外相は7日、ツイッターで、米政府にビザ(査証)発給を拒否されたと明らかにした。ザリフ氏はニューヨークの国連本部で9日に開催される安保理会合に出席するためビザを申請しており、「国連との取り決め違反だ」と米国を非難した。
ロイター通信によれば、米当局者も発給拒否を認めた。米軍によるイラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害を受け、米イラン関係が緊張する中、トランプ政権にはイランへの圧力を強める狙いがあるとみられる。
米国は国連本部を訪れる各国外交官にビザを発給する義務を負う。ポンペオ国務長官は7日の記者会見で、「国連の求める義務には常に従っている」と強弁した。
イラン学生通信がザリフ氏の説明として伝えたところでは、イラン外務省は数週間前にビザを申請したのに、ポンペオ氏はグテレス国連事務総長に対し、手続きを進める時間が足りず発給できないと通知した。イラン国連代表部によると、国連から6日夜に「ビザは発給されない」と連絡があった。
ドゥジャリク事務総長報道官は7日の定例会見で、国連と米国の取り決めは「守られる必要がある」と強調。「これまでも事務総長らが米国の当局者に繰り返し懸念や国連の法的立場を伝えてきた」と述べた。