同研究所の陳鳴(チェン・ミン)研究員らのチームが今月24日に『中国科学速報』に発表した報告によると、クレーターが見つかったのは、ハルビン市依蘭県。
周辺は、アムール川と松花江、ウスリー川の三つの河川が合流する三江平原の西側の丘陵地帯で、直径1850メートル、深さ150メートルのすり鉢状の地形が見つかった。
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■中国史上2つ目の発見
上空から見るとよくわかるが、クレーターの南側の縁は、すでに3分の1ほど失われて平坦な地形になっており、研究チームは1万年前に終わった最後の氷河期に侵食が進んだ可能性が高いと見ている。
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地質学的な調査の結果、白亜紀の花崗岩が変質した証拠が見つかっているが、隕石が落下した年代の詳細な分析はこれからだという。
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地球上には1960年代以降、約190カ所でクレーターが発見されているが、中国で本格的な調査が始まったのは1980年に入ってからと比較的最近だ。2009年には遼寧省鞍山市(あんざん)で、最初のクレーター「秀岩坑」が見つかって以来、今回は2例目の発見だという。
ハザードラボ
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