爆弾低気圧 年の瀬を直撃 各地で強風 帰省・旅行への影響は
帰省ラッシュが始まる中、年の瀬の日本列島は、大雪や暴風で荒れた天気となった。
一面の雪景色となったのは、群馬県の温泉地、草津町。
温度計が0度を示す先では、数台の車が立ち往生していた。
動けなくなった車の先では、スリップしたのか、別の車が柵に激突していた。
この事故の影響で、立ち往生している車も。
男性は、「タイヤはノーマルですね。旅行に来て、なんか朝起きたら、こんなめっちゃ(雪が)降って、(タイヤ)チェーンの店に電話したらつながらなくて」と話した。
27日朝から雪が降り始めた草津町。
午前9時時点の積雪は6cmだったが、午後5時には41cmまで積もった。
27日は、発達する低気圧と強い寒気の影響により、関東の山沿いのほか、北陸や東北で大雪となった。
青森市では、雨から変わった湿った雪で道路はべちゃべちゃ。
街の人は「歩きづらいです」、「びちゃっとなりました。滑っちゃって」、「べちゃべちゃで走りづらいです。(車の)横滑りもありますし」などと話した。
暖冬の影響で、青森市内の積雪は例年より少ないものの、湿った雪で滑りやすい状態。
車の走行にも危険が及んでいる。
車5台によるスリップ事故によって、男性2名が救急車で搬送されたということだが、命には別条ないという。
日本有数の豪雪地帯、酸ケ湯温泉では、高く雪が積もっていた。
人の肩の高さまで積もった雪。
午後5時の積雪は、全国一番となる、133cmに達している。
雪だけではない。
全国的に北寄りの風が強まった27日、東京都心では、強い風が吹き荒れていて、「歳の市 大手庫市」で飾ってある洋服なども飛ばされそうになっていた。
東京都心では、午後1時前に最大瞬間風速20.3メートルの強い風を観測。
正月用品などを扱う販売会場では、紙が風で飛ばされた。
大阪・堺市では、パチンコ店の工事現場の足場が崩れた。
堺市では、午前7時すぎに最大瞬間風速16.8メートルを観測。
けが人はいなかった。
帰省ラッシュは、すでに27日から始まり、列島は、まさに年の瀬ムード。
子どもは、「久留米のばぁばと久留米のじぃじ。いっぱいあそぶ」と話した。
北日本の日本海側では、大みそかから元日まで大雪や吹雪となり、三が日は、荒れた天気に注意が必要。
関東から西は、太平洋側を中心に晴天が続くが、大みそかは北風が強く厳しい寒さとなるとみられる。
(フジテレビ)
※ ソースに動画あります
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20191227-00429640-fnn-soci
12/27(金) 18:33配信Fuji News Network