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日本製鉄 子会社の呉製鉄所 高炉1基の操業を一時休止へ
2019年12月24日 0時41分
日本製鉄は、子会社が広島県呉市に持つ製鉄所について、ことし8月に発生した火災の影響などで生産量が落ち込んでいることから、来年2月中旬をめどに2基ある高炉のうち1基の操業を一時的に休止すると発表しました。
日本製鉄によりますと、子会社の「日鉄日新製鋼」の呉製鉄所では、ことし8月に製鋼工場で起きた火災の影響と鋼材の需要の低迷で、2基ある高炉の生産量が通常よりも25%程度落ち込んでいます。
このため、2基のうち、第2高炉の操業を来年2月中旬をめどに一時的に休止し、生産を第1高炉に集中させることで生産効率の改善を目指すことになりました。
操業の再開時期は、鋼材の需要の回復状況を見ながら検討することにしています。
ただ、第2高炉は、老朽化などを理由に2024年に休止することがすでに決まっていることから、このまま操業が再開されない可能性もあります。
日本製鉄は、子会社の日鉄日新製鋼を来年4月に吸収合併する予定で、今後、両社が一体となった運営を進め、製鉄所の生産効率を高めていきたいとしています。