【シドニー時事】オーストラリア気象局は１９日、前日の豪州全土の平均最高気温が４１．９度となり、２日連続で過去最高を更新したと発表した。夏を迎えて熱波に襲われ、内陸部を中心に昼間の気温が４０度を超えており、地元メディアによると、南部ナラボーでは１９日の気温が４９．９度に達し、観測地点として１２月の過去最高気温を更新した。
長期化している森林火災も、熱波によって拡大する様相を呈している。東部ニューサウスウェールズ（ＮＳＷ）州は１９日、火災に機動的に対応することなどを目的に「非常事態」を宣言した。
ＮＳＷ州は９月に森林火災の季節が始まり、これまでに６人が死亡し、約８００棟の住宅が全焼。焼失した森林も約３００万ヘクタールに上り、「記憶の限りでは最も破壊的なシーズン」（ベレジクリアン州首相）となっている。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121900965
2019年12月19日17時09分
