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インドネシア中央銀行 政策金利5%に据え置き
2019年12月19日 20時10分米中貿易摩擦
インドネシアの中央銀行は、アメリカと中国の貿易交渉が第1段階の合意に達したことなどから金融市場の不確実性は落ち着いているとして政策金利を据え置くことを決めました。
インドネシアの中央銀行は、19日までの2日間開かれた金融政策を決める会合で、政策金利を5%に据え置くことを決めました。
インドネシアの中央銀行は、アメリカと中国の貿易摩擦の影響などで減速が続いている景気を下支えする必要があるとして、ことし7月から10月まで4か月連続で政策金利を引き下げていました。
中央銀行のペリー総裁は今回の決定について、今月、アメリカと中国の貿易交渉が第1段階の合意に達したことなどから、金融市場の不確実性が落ち着いたことなどが理由だと説明しています。
またペリー総裁は、ことしのインドネシアの経済成長率について、5.1%になるという見通しを示したうえで、来年は米中貿易摩擦のリスクが軽減され、個人消費も回復するとして、5.1%から5.5%の間に改善するという見通しを示しました。