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入管収容者制圧の映像を公開
クルド人悲鳴の様子、国賠訴訟
2019/12/19 17:23 (JST)
©一般社団法人共同通信社
東日本入国管理センター(茨城県牛久市)で1月、職員に取り押さえられた際に暴行を受けたとしてトルコ出身のクルド人デニズさん(40)が国に損害賠償を求めた訴訟で、国側は19日、取り押さえる様子を録画した映像を証拠として東京地裁に提出した。デニズさん側は同日の口頭弁論終了後、映像を公開した。
収容者を取り押さえる行為は制圧と呼ばれる。映像には5、6人の職員が「制圧、制圧」と声を上げ、デニズさんに後ろ手に手錠をかける様子や「痛い」「殺される」と悲鳴を上げるデニズさんの腕を曲げる様子が写っている。
デニズさんはトルコの家族への迫害を恐れ、姓は非公表。