https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191218/k10012219721000.html
大雨警戒レベルと避難情報 改善策取りまとめへ 中央防災会議
2019年12月18日 18時30分台風19号 検証
台風19号などことしも豪雨災害が相次いだ中、政府の中央防災会議は避難の課題を検討する作業部会の初会合を開き、ことし導入された5段階の警戒レベルと避難勧告や避難指示の関係が分かりにくいといった課題について、来年3月までに改善策を取りまとめることになりました。
18日、内閣府で開かれた会合には防災の専門家や自治体の関係者などが出席しました。
この中で、ことし運用が始まった防災情報の5段階の警戒レベルについて、委員から「直感的に分かるようになった」という意見が出た一方、同じレベル4の中に「避難勧告」と「避難指示」の2つの情報があり、違いが分かりにくいという課題も指摘されました。
このほか、台風19号の豪雨で、自宅で死亡した人のうち79%が65歳以上の高齢者だったことが報告され、避難を支援する体制が十分でなかったことや、ハザードマップの周知に加え、とるべき行動を併せて伝える必要があることなどが課題として挙げられました。
作業部会は今後、検討を進め、来年3月までに改善策などを取りまとめることにしています。
作業部会の主査で東京大学大学院の田中淳教授は「命を守る行動につなげてもらうために、どんな工夫をして知恵を出していくのかが問われていると思う」と話していました。
大雨警戒レベルと避難情報 改善策取りまとめへ 中央防災会議
2019年12月18日 18時30分台風19号 検証
台風19号などことしも豪雨災害が相次いだ中、政府の中央防災会議は避難の課題を検討する作業部会の初会合を開き、ことし導入された5段階の警戒レベルと避難勧告や避難指示の関係が分かりにくいといった課題について、来年3月までに改善策を取りまとめることになりました。
18日、内閣府で開かれた会合には防災の専門家や自治体の関係者などが出席しました。
この中で、ことし運用が始まった防災情報の5段階の警戒レベルについて、委員から「直感的に分かるようになった」という意見が出た一方、同じレベル4の中に「避難勧告」と「避難指示」の2つの情報があり、違いが分かりにくいという課題も指摘されました。
このほか、台風19号の豪雨で、自宅で死亡した人のうち79%が65歳以上の高齢者だったことが報告され、避難を支援する体制が十分でなかったことや、ハザードマップの周知に加え、とるべき行動を併せて伝える必要があることなどが課題として挙げられました。
作業部会は今後、検討を進め、来年3月までに改善策などを取りまとめることにしています。
作業部会の主査で東京大学大学院の田中淳教授は「命を守る行動につなげてもらうために、どんな工夫をして知恵を出していくのかが問われていると思う」と話していました。