アサヒビールは17日、ビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)販売数量実績の公表を年内で取りやめ、2020年1月から金額ベースに切り替えると公表した。数量のシェア争いから離脱し、利益に軸足を置く狙い。
販売不振を背景に2位キリンビールがアサヒに迫る中、今後の実績次第で18年まで9年連続で守った「首位」の陥落を回避する思惑もありそうだ。
アサヒの塩沢賢一社長は東京都内で記者会見し、公表中止の理由について「長年(数)量を追い続けてきたが、利益維持のために現場の意識を変えないといけない」と説明。具体的には、ビール、発泡酒、第三のビールに関し毎月の各数量の前年同月比増減率の公表をやめ、3種のビール類合計販売額の増減率に変更する。
消費者や業界の関心を集めてきたキリンとの「首位」争いは、各社増減率などの自主的な公表に基づき推計が可能。サントリービールなど残りの大手3社は数量ベースの公表を続ける予定だが、アサヒの指標変更で事実上不可能となる。
時事ドットコムニュース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121701019&g=eco
販売不振を背景に2位キリンビールがアサヒに迫る中、今後の実績次第で18年まで9年連続で守った「首位」の陥落を回避する思惑もありそうだ。
アサヒの塩沢賢一社長は東京都内で記者会見し、公表中止の理由について「長年(数)量を追い続けてきたが、利益維持のために現場の意識を変えないといけない」と説明。具体的には、ビール、発泡酒、第三のビールに関し毎月の各数量の前年同月比増減率の公表をやめ、3種のビール類合計販売額の増減率に変更する。
消費者や業界の関心を集めてきたキリンとの「首位」争いは、各社増減率などの自主的な公表に基づき推計が可能。サントリービールなど残りの大手3社は数量ベースの公表を続ける予定だが、アサヒの指標変更で事実上不可能となる。
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