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奈良県下市町の町立下市中学校(上東祥浩校長、生徒数85人)で9日朝、給食室の窓ガラスが破損しているのが見つかり、吉野署が調べたところ、
室内の天井裏から銃弾のような金属塊を発見した。
署によると、8日に付近で狩猟が行われたという情報があり、関連を調べている。
署や町教育委員会によると、9日午前7時半ごろ、同校の給食調理員が給食室南側の窓ガラスの一部が割れているのを見つけ、町教委が署に通報した。
署の調べで、サッシの窓枠と室内の天井に1カ所ずつ小さな穴が開き、天井裏で金属塊が1個見つかった。
給食室は4階建て校舎の南西1階にあり、窓の外には通路を挟んで山が迫る。
署は狩猟で使われた銃弾の可能性があるとみている。
現在は狩猟シーズンで、署が管内町村の猟友会に注意喚起した。同校は9日の給食を中止し、全校生徒を午前中で帰宅させた。
10日は授業は平常に戻ったが、給食室は使えず、家庭科教室で給食を調理した。
藤田謙治・町教育長は10日の町議会本会議前に経緯を説明し、「町民にご心配をおかけしている。安全が確保されるまで職員が警戒を続ける」と述べた。