税抜き100円の商品を中心とするコンビニエンスストアを展開するローソンストア100は4日、税別100円で販売する小容量のおせち「100円おせち」の2019年度の品ぞろえを発表した。消費増税に伴い消費者の節約志向が高まるとみて品ぞろえを拡充し、過去最多となる32種類を用意。約770店全店で取り扱い、販売数は18年度比20%増の138万個を目指す。
100円おせちは、「かまぼこ」や「だて巻き」、「黒豆」などおせち料理の小容量シリーズ。19年度は新たに4種類を追加し、25日から販売を始める。「お煮しめ」は鶏肉やレンコンなどをダシをきかせて仕上げた。「豚の旨煮(うまに)」は豚肉を角煮風に煮ている。製造や物流などを一つのメーカーに集約し、包装も統一させることでコストを抑えた。
単身者の増加に伴う世帯人数の減少などにより売れ行きは伸びており、18年度の販売数は前年度比33%増の約115万個と過去最高だった。19年度は消費増税の影響で消費者の節約志向は高まっており、ニーズに合っているとみる。また、軽減税率制度により持ち帰りの飲食料品の税率は8%に据え置かれ、調理済みの食品を自宅で食べるなどの「中食」需要も増している。
開発責任者の近藤正巳さんは「増税などで今年の正月は自宅でお節を囲む家庭が増えるのではないかと思っている。品ぞろえを拡大することで、多様化するニーズに応えたい」と話していた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52949890U9A201C1HE6A00/
2019/12/4 16:47
100円おせちは、「かまぼこ」や「だて巻き」、「黒豆」などおせち料理の小容量シリーズ。19年度は新たに4種類を追加し、25日から販売を始める。「お煮しめ」は鶏肉やレンコンなどをダシをきかせて仕上げた。「豚の旨煮(うまに)」は豚肉を角煮風に煮ている。製造や物流などを一つのメーカーに集約し、包装も統一させることでコストを抑えた。
単身者の増加に伴う世帯人数の減少などにより売れ行きは伸びており、18年度の販売数は前年度比33%増の約115万個と過去最高だった。19年度は消費増税の影響で消費者の節約志向は高まっており、ニーズに合っているとみる。また、軽減税率制度により持ち帰りの飲食料品の税率は8%に据え置かれ、調理済みの食品を自宅で食べるなどの「中食」需要も増している。
開発責任者の近藤正巳さんは「増税などで今年の正月は自宅でお節を囲む家庭が増えるのではないかと思っている。品ぞろえを拡大することで、多様化するニーズに応えたい」と話していた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52949890U9A201C1HE6A00/
2019/12/4 16:47