https://www.bbc.com/japanese/50639520
新生児の平均寿命、3年縮む 要因は不明=英報告
2019年12月3日
ジェイムズ・ギャラガー健康・科学担当編集委員
イギリスの子供の平均寿命が数年短くなっていることが、英国家統計局(ONS)が2日に発表した報告書で明らかになった。
ONSの報告書によると、イギリスで2019年に誕生した女児の平均寿命が、これまでの算出よりも3年短くなっているという。
2014年の公式データでは、女児は平均93.6歳まで生きるとされていた。しかし、現在では90.4歳にとどまっている。
さらに、100歳まで生きる可能性も大幅に低下したという。
何が起きているのか
平均寿命はこれまでも、そして現在も改善はしているものの、複数の専門家は、平均寿命が高く見積もられすぎていたと指摘する。
過去に予測されていたよりも、平均寿命の改善度合いはずっと小さい。2011年以降の平均寿命の延びが減速傾向にあることは広く認められている。
2018年には、平均寿命の延びが過去30年以上の間で初めて止まった。このことから、統計学者が、将来の平均寿命の延びに関する予測を再評価することとなり、今回公表されたデータが導き出された。
報告書では、このバラ色ではない状況が子供の長寿予測に与える影響を算出している。
2019年に誕生した男児は、今回の算出では、平均87.8歳まで生きると予測されている。2016年のデータでは89.7歳、2014年では91.1歳とされていた。
さらに今後を見てみると、2043年に誕生する子供は、100歳まで生きる可能性が劇的に低下している。
詳細は以下の通り:
2043年に誕生する男児の20.8%が100歳まで生きると予測
2043年に誕生する女児の26.1%が100歳まで生きると予測
一方、2年前の算出ではこうだった:
2043年に誕生する男児の34.1%が100歳まで生きると予測
2043年に誕生する女児の40.2%が100歳まで生きると予測
(リンク先に続きあり)
新生児の平均寿命、3年縮む 要因は不明=英報告
2019年12月3日
ジェイムズ・ギャラガー健康・科学担当編集委員
イギリスの子供の平均寿命が数年短くなっていることが、英国家統計局(ONS)が2日に発表した報告書で明らかになった。
ONSの報告書によると、イギリスで2019年に誕生した女児の平均寿命が、これまでの算出よりも3年短くなっているという。
2014年の公式データでは、女児は平均93.6歳まで生きるとされていた。しかし、現在では90.4歳にとどまっている。
さらに、100歳まで生きる可能性も大幅に低下したという。
何が起きているのか
平均寿命はこれまでも、そして現在も改善はしているものの、複数の専門家は、平均寿命が高く見積もられすぎていたと指摘する。
過去に予測されていたよりも、平均寿命の改善度合いはずっと小さい。2011年以降の平均寿命の延びが減速傾向にあることは広く認められている。
2018年には、平均寿命の延びが過去30年以上の間で初めて止まった。このことから、統計学者が、将来の平均寿命の延びに関する予測を再評価することとなり、今回公表されたデータが導き出された。
報告書では、このバラ色ではない状況が子供の長寿予測に与える影響を算出している。
2019年に誕生した男児は、今回の算出では、平均87.8歳まで生きると予測されている。2016年のデータでは89.7歳、2014年では91.1歳とされていた。
さらに今後を見てみると、2043年に誕生する子供は、100歳まで生きる可能性が劇的に低下している。
詳細は以下の通り:
2043年に誕生する男児の20.8%が100歳まで生きると予測
2043年に誕生する女児の26.1%が100歳まで生きると予測
一方、2年前の算出ではこうだった:
2043年に誕生する男児の34.1%が100歳まで生きると予測
2043年に誕生する女児の40.2%が100歳まで生きると予測
(リンク先に続きあり)
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