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ロンドン中心部でテロ 通行人負傷、容疑者は射殺
2019年11月30日 3:19 (2019年11月30日 4:12 更新)
【ロンドン=佐竹実】ロンドン中心部にあるロンドン橋の上で29日午後、刃物を持った男による襲撃事件があり、通行人ら数人が負傷した。英警察は容疑者の男をその場で射殺し、テロ事件として捜査を始めた。男は爆弾のような物を身につけていたが、調べたところニセ物だったという。警察が身元や動機の解明を急いでいる。
現場はテムズ川にかかるロンドン橋の歩道部分。地元テレビには、通行人とみられる複数の人が男を取り囲み、刃物を奪う映像が流れた。その後、到着した警察に射殺されたもようだが、詳細は明らかになっていない。
英BBC放送によると、ジョンソン英首相は12月12日の総選挙のための活動を切り上げて首相官邸に戻り、対応にあたった。ジョンソン氏はツイッターで、「おぞましい事件が起きた。現場で容疑者に対峙した一般の方々や救急隊に感謝する」とコメントした。
事件が起きたロンドン橋は金融街シティーにも近く、現場は一時騒然とした。
ロンドン橋では2017年にも、ワゴン車が歩道に乗り上げて歩行者をはねるなどし、8人が死亡する事件が起きている。