https://www.bbc.com/japanese/50583888
アマゾン森林火災 寄付金目当ての放火と当局、NGOは否定
9時間前
2019/11/28
南米アマゾン川流域の熱帯雨林で広がった森林火災について、ブラジルの捜査当局は26日、民間団体が寄付金目当てで放火したと主張し、ボランティア消防士を逮捕した。これについて、政治的な思惑による逮捕だという批判が出ている。
今年夏からブラジル領内の熱帯雨林で燃え広がった火災について、北部パラ州アウテル・ド・ションでは民間ボランティアが消火活動に協力した。9月には観光名所でもあるアウテル・ド・ション地域で、サッカー・ピッチ1600個相当の面積が燃え、消防隊とボランティアが鎮圧するまでに4日かかった。
このボランティア消防団とつながりのある非政府組織(NGO)PSAの事務所を武装警官10人が強制捜査し、コンピューターや資料を押収したほか、ボランティア消防団員4人を逮捕した。
PSAは1987年設立の有名NGO。アマゾン流域の集落に医療援助を提供するなど、さまざまな活動で賞も得ている。
PSA創設者のエウジェニオ・スカナヴィノ氏はBBCに対して、「容疑はばかげている。NGOが放火して金を盗んでいるという政府の言い分を、補強するための逮捕に違いない」と述べた。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、逮捕について当局の行動には「透明性もなければ、正式な情報提供」もないと懸念を示した。環境保護団体グリーンピースは、「アマゾン保護のために活動する社会運動やNGOを犯罪者扱いする」動きだと批判した。
パラ州の判事は27日、逮捕された4人の保釈を認めなかった。
アマゾン流域の森林火災については、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)が火事による森林減少のデータを公表すると、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領はリカルド・ガルヴァンINPE所長を解任。さらに燃え広がる火災が国際問題になると、具体的な根拠を示さないまま、環境団体が火をつけているのではないかと発言した。
(リンク先に続きあり)
アマゾン森林火災 寄付金目当ての放火と当局、NGOは否定
9時間前
2019/11/28
南米アマゾン川流域の熱帯雨林で広がった森林火災について、ブラジルの捜査当局は26日、民間団体が寄付金目当てで放火したと主張し、ボランティア消防士を逮捕した。これについて、政治的な思惑による逮捕だという批判が出ている。
今年夏からブラジル領内の熱帯雨林で燃え広がった火災について、北部パラ州アウテル・ド・ションでは民間ボランティアが消火活動に協力した。9月には観光名所でもあるアウテル・ド・ション地域で、サッカー・ピッチ1600個相当の面積が燃え、消防隊とボランティアが鎮圧するまでに4日かかった。
このボランティア消防団とつながりのある非政府組織(NGO)PSAの事務所を武装警官10人が強制捜査し、コンピューターや資料を押収したほか、ボランティア消防団員4人を逮捕した。
PSAは1987年設立の有名NGO。アマゾン流域の集落に医療援助を提供するなど、さまざまな活動で賞も得ている。
PSA創設者のエウジェニオ・スカナヴィノ氏はBBCに対して、「容疑はばかげている。NGOが放火して金を盗んでいるという政府の言い分を、補強するための逮捕に違いない」と述べた。
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、逮捕について当局の行動には「透明性もなければ、正式な情報提供」もないと懸念を示した。環境保護団体グリーンピースは、「アマゾン保護のために活動する社会運動やNGOを犯罪者扱いする」動きだと批判した。
パラ州の判事は27日、逮捕された4人の保釈を認めなかった。
アマゾン流域の森林火災については、ブラジル国立宇宙研究所(INPE)が火事による森林減少のデータを公表すると、ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領はリカルド・ガルヴァンINPE所長を解任。さらに燃え広がる火災が国際問題になると、具体的な根拠を示さないまま、環境団体が火をつけているのではないかと発言した。
(リンク先に続きあり)