大麻栽培に使われると知りながら栽培道具を売ったとして、神奈川県警は20日、園芸用品輸入・販売店「グロウショップ レアル」(東京都渋谷区)の社長、公文智容疑者(53)を大麻取締法違反(栽培ほう助)容疑で逮捕した。
独自に大麻栽培の「工程表」を作って親しい客に栽培方法を教えることもあったといい、「大麻の師匠」と呼ぶ客もいたという。
逮捕容疑は昨年4月から今年8月ごろまでの間、大麻栽培に用いられると知りながら、千葉県松戸市在住の男(32)=同法違反の罪で起訴=に複数回、栽培用の照明器具や液体肥料などを売り、栽培を手助けしたとしている。
「分かりません」と容疑を否認しているという。
県警薬物銃器対策課によると、レアルは2016年に開店し、表向きは普通の園芸用品店を装いつつ、大麻の栽培用具を店頭やネットで販売していた。
大麻栽培者の顧客数百人を有する東日本最大級の店だったとみられる。
https://mainichi.jp/articles/20191120/k00/00m/040/349000c